Loading...

射水を世界に発信!プロジェクト

射水を世界に発信!プロジェクト

問題点 】

2018年現在、日本は8年連続で人口減少が続いています。日本の総人口は2015年に1億2,709万人で、2045年には1億642万人になり今後30年で2,000万人以上減少することになります。とりわけ、ひどい落ち込み方をするのは都市部より地方で3割減が当たり前と見込まれています。

人口が減少すると消費者が少なくなり、流通量も減ることが予想されます。消費量、流通量が減ることによって企業の売上の減少にも繋がります。例をあげると、人口が減少すると車を欲しがる人が今より少なくなる、人口が減少すると胃袋の数が減るので食材を求める人も少なくなります。売れる数が少なくなるのであれば、物価を上昇させるという対策もありますが、国民の所得を上げて物価も上げていくとなると、そう簡単にできるものでもありません。

改善策 】

世界の人口はどんどん増えています。国連の2011年版世界人口白書によると、2011年10月に世界人口が70億人に達したと推計され、2015年には73億人に達したと言われ、2050年には93億人に達すると見込まれています。それならば、世界に向けて販路を広げてみてはどうか。2013年12月に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、海外では日本食、和食ブームが起こっています。地域で必要とされる消費量はしっかりと確保したうえで、世界へ向けて販路を広げていこう!

射水を世界に発信!プロジェクト

実施内容 】

これまでの議員活動の中で作ってきた人脈を活かし、世界へ販路を広げる取り組みをおこなっています。ANAが貨物専用機と国際線ネットワークを最大限に活かした国際航空輸送(ANA Cargo)を使用すれば、富山湾でその日にとれた海産物を次の日の朝にはアジア圏のスーパーに並べることができます。中国上海にある日系スーパーへ行き、責任者と意見交換し可能性があるのか調査をしてきました。まずは、イベントスペースを利用して海産物に限らず富山県産品を集めた企画をやりましょうと内諾を得てきました。そこで販売実績の上がったものは実際に取り引きをはじめていこうという話になりました。

射水を世界に発信!プロジェクト

次に、中国で今後発展していく都市、山東省臨沂(人口1,100万人)で2016年に総合保税区がオープンし、そこに富山県産品を並べさせていただいています。臨沂は市内に160か所の卸売市場に14万社以上の問屋、2,000社を超える物流企業が存在し、毎日1万台のトラックが臨沂を出発します。中国政府から「中国で最も優れた物流ハブ」の称号を得ているこの地で、今後取り引きが進むと思います。

射水を世界に発信!プロジェクト

さらに世界的に「第二のドバイ」と呼ばれ、経済成長著しいアゼルバイジャンでも可能性を探っています。アゼルバイジャンはカスピ海の石油採掘によって資本が集まり、急速に経済発展した国です。日本ではまだあまり聞きなれない国ですが、現在どんどん都市開発が進んでおり、石油に頼らない経済発展をするために観光、農業にも力を入れています。そして、驚くことにアゼルバイジャンでは入国するにはビザが必要ですが、日本人だけ無料です。なぜかと言うとアゼルバイジャンはトルコ系の方が多く、1890年にオスマン帝国(現在のトルコ)のエルトゥールル号が和歌山県沖で遭難した際、日本人に助けてもらったという恩義から初代大統領が日本人の入国料を無料にされました。実際に行って体感したのですが、日本人に対して「ここまでか」と思うくらい親日で、街を歩いていると「日本人か?一緒に写真を撮らせてくれ」と言われるくらいでした。

射水を世界に発信!プロジェクト

経済発展著しい国かつ親日国のアゼルバイジャンであれば、新たな販路を確立する可能性は大きいと感じました。さらに、お隣の石川県小松空港からアゼルバイジャンへ貨物便が飛んでおり、輸送網も既に出来上がっています。チャンスは目の前にあります。富山県、射水市のいろんなモノと世界を繋げていきます!