富山きときと空港 これからの戦略は!?
先日、富山空港国際路線利用促進協議会に出席してきました。
平成28年の富山きときと空港の国際線利用状況は101,930人、ソウル便の冬季機関運休によって前年比で約1万減少しましたが3年連続10万人を超える結果ととなりました。また、国内線は458,259人、東京便の減便によって1日4便になったことで前年度比で99,090人の減少になりました。
今年に入ってからは、台湾便が雪の大谷シーズンは週4便からデイリー運行になり利用者増が期待されています。また、乗車率の向上を目指し乗り合いタクシーも継続して実施されるとのことです。
近況として、中国や台湾は団体よりも個人での旅行者が増えてきているそうです。背景として、従来は団体旅行登録をしなければ日本に来れなかったのが規制が緩和され登録無しで行き来することが出来るようになったとのことです。東京・大阪・名古屋よりも地方に魅力を持ち始めていて、個人のお客さんの対応を富山空港や県内の駅でも出来るようにして欲しいという声が上がってました。また、これまでは冬季の国際線利用者が少なかったのですが、庄川温泉へ行く観光客が増え庄川方面の観光の需要が出てきているそうです。
富山きときと空港の利用者を増加させるためには、関西、九州方面の小型の定期便が効果的であると考えます。以前視察で訪れてきたFDA(フジドリームエアライン)の小型機で省エネ仕様の機体で富山と国内各地を結ぶべきです。
もちろん簡単に実行できる話ではありませんが、交渉をしつつ同時進行で受け入れ側の体制を整えていかなければいけません。富山県だけで富山空港を維持することは難しく、これからは飛越能が連携してのPRや旅行パッケージを作って行くことが必要だと考えます。