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子ども達の教育について

最近、部活動中の体罰を受けた生徒が自殺してしまったとの報道が連日のように流れています。昨年中にも、いじめをきっかけに自殺する生徒の報道が何度もあったり「教育」に対して日本国中が興味を示しています。「教育」といっても幅広く、生まれてから始まる幼少教育、初等・中等・高等教育、そして最近では親の教育「親学」と言われるものまであります。

今年に入ってから、子ども達の教育に関わる方々と接する機会が多くあります。 先日、富山市にある星槎国際高校へ行ってきました。生徒数は140名で、学習システムは対面授業や関わり合いを大切にし、子ども達の居場所作りに心がけている。週2日の登校を基本とされていますが、通信制のスタイルもできる学校です。

授業は国語や英語などはもちろんですが、特色のある「ゼミ授業」を導入しておられ生徒たちが興味のある分野を楽しく体験的に学びながら、将来の進路選択のきっかけづくりをされています。「ビューティー」「パソコン」「スポーツ」「ガールズフィットネス」など、他にも多くありますがパソコンゼミ卒業した生徒が、システム系の会社を起業したとの話も聞きました。センター長は「このゼミ授業を通して、生徒達の将来の仕事はもちろん、自分らしさに気づき自分らしく生きれる大人になって欲しい」と言っておられました。また「生徒達を子どもと一括りにするのではなく、大人と同じく一人の人間として付き合う。人と認めることが大事」とも、おっしゃっておられました。

訪問した日には3学期の始業式が行われていて、式と学校内に掲示してあるゼミ授業の発表資料を見て回ってきました。大変興味深いものもありましたし、子ども達と接するにはどうすれば良いのかが詰まっている、学べる場所でした。また訪問してみたいと思います。

この数日後には、「射水いじめ防止プロジェクトチーム」の方々と話し合う機会を頂きました。「射水いじめ防止プロジェクトチーム」は昨年の7月に結成され、スクールカウンセラーや元教員、弁護士ら十一人で構成し市教委の先導で設立した各種のいじめ防止組織とは独立した立場で助言する団体です。スクールカウンセラーで医者でもある明橋大二先生、射水おやじの会理事長の高橋功さん、射水青年会議所の魚君との話の中では、「子どもが非行に走ったり、不登校になったりするのは家庭環境に問題がある。決して子どもだけに問題があるわけではない」「子どもが変化する際には、必ずSOSがある。その合図を見逃してはいけない」とのこと。子どもを信頼して、向き合うことがどれくらい大事なことなのかを教えて頂きました。今後も連携して、ご指導も頂いていきたいと思います。